川崎市信用保証協会 2019年度上半期「創業」保証件数ランキング
民間の金融機関から開業資金の融資を受ける際には、ほとんどの場合、信用保証協会の保証を受ける必要があります。
創業保証とは、信用保証協会の保証制度の1つで「創業関連保証」と「創業等関連保証」があります。民間の金融機関から開業資金の融資を受ける場合には、この保証制度を利用することが基本になります。
2019年度上半期(2019年4月〜2019年9月)の「創業」保証の件数は全国で13,717件、金額は706億9,300万円で1件当たりの平均額は515万円でした。
今回は、全国に51ヵ所ある信用保証協会のうち、川崎市信用保証協会の「創業関連保証」と「創業等関連保証」の金融機関別実績をランキング化しました。
川崎市信用保証協会の2019年度上半期(2019年4月〜2019年9月)の「創業」保証の件数は74件、金額は4億1,400万円で、1件当たりの平均額は559万円でした。
川崎市で起業される方で民間の金融機関から借入を検討されている場合は、お近くの金融機関の実績をチェックしておくと良いでしょう。
また、神奈川県信用保証協会と横浜市信用保証協会のランキングもご参照ください。
☛☛☛2019年度上半期「創業」保証件数ランキング(神奈川県信用保証協会)
☛☛☛2019年度上半期「創業」保証件数ランキング(横浜市信用保証協会)
※このランキングは、あくまでも「創業」に関する保証実績の件数を表示したものであり、特定の金融機関を推奨するものではありません。
金融機関名の横にある矢印(→↑↓)は、2018年度(2018年4月〜2019年3月)の「創業」保証実績と比較した場合の順位の変動を表しています。
→ 前年度(2018年4月〜2019年3月)と比較して順位に変動なし
↑ 前年度(2018年4月〜2019年3月)と比較して順位が上昇
↓ 前年度(2018年4月〜2019年3月)と比較して順位が下降
※()内は前年度(2018年4月〜2019年3月)の順位
1位:川崎信用金庫 →(1位)
56件(3億300万円)
1件当たり平均541万円
川崎信用金庫 基本データ
・本店所在地:川崎市
・店舗数:56 →(56)
・預金:1兆9,704億円 ↑(1兆9,376億円)
・貸出金:1兆1,520億円 ↑(1兆1,026億円)
・預貸率:58.46% ↑(56.90%)
※データは2019年3月末時点
()内は2018年3月末時点
→↑↓は2018年3月末時点との比較
2位:城南信用金庫 ↑(9位)
4件(3,000万円)
1件当たり平均750万円
城南信用金庫 基本データ
・本店所在地:品川区
・店舗数:86 ↑(85)
・預金:3兆6,609億円 ↑(3兆6,324億円)
・貸出金:2兆1,972億円 ↑(2兆1,967億円)
・預貸率:60.01% ↓(60.47%)
※データは2019年3月末時点
()内は2018年3月末時点
→↑↓は2018年3月末時点との比較
2位:横浜信用金庫 →(2位)
4件(2,200万円)
1件当たり平均550万円
横浜信用金庫 基本データ
・本店所在地:横浜市
・店舗数:61 →(61)
・預金:1兆7,886億円 ↑(1兆7,509億円)
・貸出金:1兆73億円 ↑(9,767億円)
・預貸率:56.31% ↑(55.78%)
※データは2019年3月末時点
()内は2018年3月末時点
→↑↓は2018年3月末時点との比較
4位:芝信用金庫(3件)、5位:神奈川銀行・横浜銀行(2件)、7位:三井住友銀行・三菱UFJ銀行・さわやか信用金庫(1件)
・中小企業庁HP「保証実績の公表」
・金融庁HP「都道府県別の中小・地域金融機関情報一覧」
※金融機関の情報は、2019年3月末時点のデータになります。
ランキングから見えてくるものとは?
このランキング見ると、創業者向けの融資に対する積極性は、必ずしも金融機関の規模に比例している訳ではないことが分かります。
もちろん規模が大きい金融機関は創業者向けの融資取扱実績が多くなるという傾向はありますが、規模が小さい地域密着型の金融機関の中には、積極的に創業者の支援に取り組んでいる銀行、信用金庫、信用組合もあります。
開業資金の融資を検討した時に日本政策金融公庫以外の民間金融機関を選ぶ際には、創業者向けの融資に積極的かどうかデータを確認しておくと良いと思います。
行政書士門間拓也事務所では、金融機関から開業資金の融資を受けたいとお考えの方の創業融資をサポートしています。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。